こんにちは、名古屋駅前ファースト歯科矯正歯科、院長の竜です☆
本日のブログは「矯正治療によって、ほうれい線の深さや人中の長さは変わるの?」です( ^ω^ )
矯正治療において歯並びの変化とともに、やはり顔も少なからず変化していきます。
矯正相談の時に患者様の質問内容として
・ほうれい線が深くなるか?
・人中が長くなってしまうのではないか?
という質問を頂く事がよくあります。
ほうれい線と人中に分けて解説していきたいと思います。
【ほうれい線】
矯正の説明の前にまず、「ほうれい線」について説明していきたいと思います。
ほうれい線とは、小鼻から口の両側を通って顎まで伸びるシワの事です。
30歳以降から変化し始めて、加齢とともに深くなっていく事が特徴です。
ほうれい線には大きくわけて四つの分類ができます。
①皮膚たるみ型
年齢が関係してくるものです。
人は加齢とともに重力で下がってきます。
若い人に比べて年齢を重ねた人の方がほうれい線が深いのはこのためです。
②骨陥没型
これは頭蓋骨の構造によるほうれい線です。
口元の骨の位置が陥没していることによって相対的口元よりも頬が前に出るので、ほうれい線が深く見えます。
③筋肉型
単純に表情筋によるものです。
人はだれでも顔の筋肉を動かして笑顔を作ると、ほうれい線が深くなりますよね。
大きく笑えばほうれい線は目立ちますし、真面目な顔をすれば、ほうれい線は消えます。
④脂肪型
顔についている脂肪によって目立つようになるほうれい線です。
痩せてる人と太ってる人を比べた時に太っている人も方がほうれい線は目立ちますよね。
アンパンマンをイメージしてください。
そういう事です。
太ると必ずほうれい線は目立つようになります。
以上の四つのパターンに分類されます。
この四つのなかで矯正治療に直接関係あるのは、《骨陥没型》です。
出っ歯の患者様が矯正治療をする時、当然前歯を後方に下げます。
前歯の位置が下がれば、そこに張り付いている唇の位置は当然引っ込みます。
皮膚の裏打ちの位置が後退するので、口元も後退するのですが、その後退するという事実が果たしてどうほうれい線に関係してくるのか?
が今回のポイントになります。
基本的に前歯の位置に1番影響を受けるのは顔の正中です。
そして正中からどんどん側方にいくに従い前歯の位置の影響は少なくなってくると言われてます。
ほうれい線の位置は割と側方にあり、
かつ上方にあるので前歯の位置をどんなに後退させようが影響は少ないと考えてられます。
矯正治療での変化は、ほうれい線の位置までいってしまうとあまり影響はない、
と考えて良さそうです。
こちらの動画の1:42〜3:03で詳細を説明したいるので気になる方はチェックしてください。
矯正治療後にほうれい線の変化が気になる、とおっしゃる患者様に出会いますが、おそらく矯正治療による体重の増減が影響した間接的理由の要素が強いと考えられるます。
【人中は伸びるのか?】
鼻の下と唇の間のことを「人中」と言います。
矯正治療によって前歯を下げると、顔の正中にある人中はやはり影響を受けます。
人中とは皮膚なので、矯正治療によって皮膚の長さは変わる事はないのですが
正面からの見え方は変わります。
・歯を抜かない矯正の場合
がたつきを治すために前歯の傾斜をつけて並べたり、スペース確保のために前に出すことがあります。
そうするとがんばって唇を閉じようとします。(わかりやすいようにオーバーに表現しています。)
そのせいで人中が伸びたように見えるのです。
・歯を抜く矯正の場合
抜歯矯正の場合、口元が後方に移動します。
この時に鼻唇角(顔を横から見た時の鼻中基部と人中の角度 )は大きくなります。
実際に人中が長くなるわけはないのですが、正面から見た時には長く見えるようになってしまうのです。
矯正の観点からみると、鼻唇角を理想の角度に近づけるほうが横顔がうつくしくなるので、患者様の理解が大切ですね。
【まとめ】
矯正治療によってほうれい線の深さはあまり変化はないので、直接の関係はないと言っていいでしょう。
しかし矯正の器具を装着した事によって食生活なのと変化があり、体重の変化があればほうれい線はじめ顔つきが変化する事もあるでしょう。
人中に関しても本質的には変化はないのですが、伸びたように錯覚する事がありそうです。
矯正治療は歯並びとともに顔に少なからずに変化を起こすものです。
メリット、デメリットをしっかりと把握し、歯を抜くか抜かないか、矯正をするかしないかを決めていく事が大切ですね( ◠‿◠ )
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