こんにちは、名古屋駅前ファースト歯科矯正歯科です⭐︎
本日はインビザラインでマウスピース矯正をする際どういった時にマウスピース( アライナー )を作り直すか、というテーマについて解説していきたいと思います。
そもそもマウスピース矯正とはコンピューター上で歯を一本一本手作業で設計し( 専門用語でクリンチェックといいます )それを元にマウスピースが一気に届きます。その一気に届いた複数のマウスピースを患者さん自身で段階的に使用、そして交換し計画した歯列に近づけていく矯正方法をとります。
そしてマウスピースからの外力をうまく歯につたえて歯を動かしていくのですが、一定割合どうしても歯の表面にうまく力が伝わらなかったり患者さんがつけるの忘れて装着時間が短くなってしまったりなど、うまく歯が動いてこない状態( アライナーのアンフィット )となります。
最初に届いた1周目のマウスピースの交換だけで完璧に矯正治療が終了するのは少ないです。
事前に患者さんには伝える事ですが、簡単な症例でも1〜2回は治療計画を練り直し、追加でマウスピースを発注する事がほとんどです。
以下の記事でもう少し詳しく解説いたします。
【マウスピース矯正でマウスピースの作り直しが必要になる理由】
マウスピース矯正ではマウスピースを1枚1枚発注するわけでなく、予め担当の歯科医師がはじめの歯列から、治療のゴールである最終的な歯列までの歯の動きをコンピューター上でシュミレーションし、それをもとにマウスピースを1度に発注します。
仮に30枚のマウスピースを使用する事によって完了する計画を立てたのであれば30枚一気に届きます。その30枚を使い切れば計画通り矯正終了!!‥‥というわけではありません。
実際は
①年齢
②性別
③歯の形、大きさ
④使用時間
によって歯の動きにかなりの個人差があるのです。
年齢は若い方が、
男性にくらべて女性の方が、
歯の形は大きい方が
使用時間は、真面目に長く使用して頂いた方がやはり計画通りに歯は移動してくれるのです。
そうでなければ治療途中でマウスピースの歯の適合が悪くなり、作り直しが必要になってくるのです。
これはコンピューター上での治療計画と実際の人間の歯の動きは違うので、当たり前と言えば当たり前です。
また一見マウスピースがしっかりフィットしており計画通りに歯が動いているように見えても、上下の歯の噛み合わせのバランスが悪かったり、奥歯がすいている事もあるので、こういった場合も追加のマウスピースが必要になってきます。
より理想の歯並びにするためには必要なことなので安心してください。
【作り直しの費用と期間は?】
マウスピースを作り直したり追加したりすることをマウスピース矯正での専門用語でリファインメントといいます。
では実際にリファインメントが必要になった場合、その費用や、新しいマウスピースが届いてスタートするまでの期間が気になる人がほとんどだと思います。
《費用》
費用については当院では保証期間の中ではもちろん無償です。
一般的な通常ケースのマウスピース矯正なのであれば5年間無制限無料で可能です。
基本的には歯科医師の判断でリファインメントが必要と診断されたのであれば費用はかかりません。
いろいろな歯科医院での矯正相談をされる患者様は必ず治療前のカウンセリングで追加費用の有無について確認するのは必須です。
《期間》
リファインメントが必要と診断されれば、再度治療計画を立てる必要があります。
その順序としては
1.資料取り( 顔面写真、口腔内写真、3Dスキャン、レントゲン )
2.クリンチェック( コンピューターでの設計 )
3.アライナーの発注
4.アライナーお渡し、スタート
という4ステップを踏みます。
新しいマウスピース( アライナー)が医院に届くまで3週間〜1ヶ月程度かかります。
古いマウスピースを使用していないと歯はすぐに後戻りをしてしまいますので、最後のマウスピースを使用し続ける、もしくは簡易的な保定装置を使用して、後戻りを防ぎます。
【まとめ】
いかがでしたでしょうか?
マウスピース矯正は従来のワイヤー矯正と異なり取り外し可能な矯正装置となりますので、治療のスピードは患者さんのサイドの要素も大きいのです。
マウスピースの再製( リファインメント)は、マウスピース矯正をする人はほとんど必要な事ですし、完璧な歯列に仕上げるためにむしろそれありきりの治療計画を立てる事もあります。
まったく不安になる事はありません。
人生に一度きりの矯正治療にするために、この記事が少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。