こんにちは、名古屋駅前ファースト歯科矯正歯科です^_^
今日はインビザラインの時によく使われるiTeroについてお話ししていきたいと思います。
【iTeroとは】
アイテロと読みます。
光を使ってお口の中をスキャンし型取りできる機械です。歯科で最近よく導入されるようになってきた口腔内スキャナーの一種で、マウスピース矯正をする際これを使って型取りをする事がほとんどです。
撮影されたデータは3Dで見る事もできます。
名古屋駅前ファースト歯科矯正歯科では、 iTero エレメント 2、そしてR6に新発売された最新のiTero Lumina™2台の計3台を所有しております。
【従来の粘土のような型取り材との違い】
昔の歯医者さんですと銀歯を作るためにピンク色のアルジネートという型取りの材料を使い型取りをしていました。
嘔吐反射がある人や独特の匂い、そして感触が苦手な人も少なくないと思われます。
型取りのトレーも大きくて違和感があります。
マウスピース矯正もiTero導入前はそういった型取り材で型を取ってマウスピースを作成していました。
iTeroは光で型取りをするので、物理的な違和感が解消されます。
そして撮影時間も2〜3分程度なので、お口を開けて苦しい時間もかなり短縮されます。
従来の型取り材を使っていた時と比べ精度もかなり高くなっております。
【iTeroの機能】
⑴すぐにお口の中を3Dで見る事ができます
実際に指で動かせるタッチパネル式なので、ありとあらゆる角度から確認する事ができます。感覚的ににご自身の歯並びの気になるところを把握する事ができます。
⑵噛み合わせのバランスを確認できる
噛み合わせを強さを色分けして表示する機能があるので視覚的にバランスを確認できます。
赤く表示されているところが強く噛んでいるところ、青く表示されているところが弱く噛んでいるところですね。
自分では綺麗に噛んでいると思っていても実は右の方が強く噛んでいたなど、噛み合わせのアンバランスを評価することが可能となります。
赤く表示されているところは歯に負担がかかっているという事ですね。
⑶矯正後のシュミレーションをする事ができる
その場でAIを使い、自動的に歯並びを並べ直します。
この機能をアウトカムシュミレーターというのですが、今の歯並びからどういうふうに変化するのかを確認する事が可能です。
実際に画像を確認してイメージできるのはすごくビジョンがわきます。
術者がその場で歯並びを微調整する事も可能です。
その画面は勿論お写真を撮って頂いてもかまいませんし、データをメールで送る事も可能です。
⑷マウスピース矯正途中で進行具合を確認できる
矯正途中で実際にどれくらい歯が動いているかをはじめにスキャンした画像と照らし合わせて確認する事もできます。
またドクターが作成したクリンチェックというマウスピース矯正用の治療計画もすべて連動していますので、例えば今20枚目のマウスピースを使っているとして、実際の20枚目の予定移動量とどれだけ相違があるかを正確に確認することができます。
これをプログレスアセスメントと言います。
《まとめ》
インビザライン治療が日本で導入されてから15年以上経ちますが、アイテロはここ3年くらいでマウスピース矯正をやるのであれば当たり前の機械になってきました。
歯科界でもデジタル化がすすんでいるいい証拠ですね。
みなさんの一度、自分のお口のなかをのぞいてみませんか?
歯並びはもちろん、虫歯、歯肉、噛み合わせの状態などいろいろと知る事ができますよ。
以上、本日はiteroのお話でした^_^